Saint François d'Assise  (聖フランソワ)  (4) 

時は流れまた聖フランソワの日が訪れた。スゼットのハーネスのハンドルを握るアンドレにもう杖は必要なかった。人混みの中でも知らない土地でもスゼットは完璧にアンドレの目となってくれたから。スゼットのおかげでアンドレは一歳半のセシルの手をつないで人混みの中を歩く事が出来た。その後ろからは微笑みながら父と娘を見つめるオスカルが乳母車を押して付いて行く。

「やあカエサル!又動物が増えたのか?」 
オスカルが笑ってカエサルに呼びかけた。カエサルのロバの上には去年の猿と犬の他にオウムが加わっていた。
「なあに、金持ちが気まぐれで飼ったこいつらがほったらかしになっていたのを見るに見かねて引き取ったのです。」  
何ともカエサルらしい。 
「それよりお宅の双子はどうですか?」 
「とても元気だ。ミルクを沢山飲んで良く寝ている。」 
オスカルがそっと乳母車の中の毛布を持ち上げるところころと太った2匹の真っ白な子犬が丸くなって寝ていた。 「Bellissima! Mi Cuore!」
カエサルは感嘆して寝ている子犬の頭にキスした。 アンドレが尋ねた。 
「子犬は クオーレと名づけられたのですか?」 
カエサルが心持ち顔を赤くして言った。 
「はい。イタリア語で ミ・クオーレとは私の心と言う意味で、実は二人だけの時に妻をそう呼んでおりました…」 
それを聞いてオスカルまで顔を赤くしていた。 
「私のクオーレが必ずアンリを守ってくれるでしょう!」  
オスカルとアンドレも深く頷いた。






あとがき:クオーレ様、勝手にお名前を拝借して申し訳有りません! でも聖フランソワシリーズを描くにあたりクオーレ様の優しいお言葉を読んでとても励ましになりました。その感謝の気持ちを込めて使わせて頂きました。

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Missy

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